Where is the milk?

-ヅカ沼にはまったろったのおはなし-

闇がーひーろーがーるー♪

これまで長くも短くもない程度生きてきて、人生変わるんじゃないかっていうぐらいの衝撃を受けた出来事が何度かあります。

 

一度目は高校生の時。
初めて盛大に駄々をこねて親と大喧嘩してまで友人達と大阪に見に行った「BLAST!」の冒頭。
石川直さんが叩く、ラヴェルボレロのスネアの音を聞いたとき。
こんなにも美しいスネアの音があるのかと、鳥肌が立ったことをはっきりと覚えています。
そして帰って大喧嘩してた親にその話を延々とし続けた結果、親が「まあそんなに感動したなら行かせてよかった」と折れるという。

 

二度目は社会人になってから。
大好きな凛として時雨ピエール中野さんが、近所の楽器屋でセミナーを開催されると聞いて申し込んだら見事当選。
ドラムのセミナー、普段見れない後ろ側からの姿が見えるのでとってもありがたいんですけれど(手足や身体の使い方がよくわかります)なにより至近距離で演奏が聴けるのが楽しみで楽しみで。
セミナーデモ演奏の一番最初、シンバルの一音があまりに鮮やかできらきらしていて。
それはもう、頭が真っ白になる程の衝撃でした。
頭が真っ白になりすぎて、その後の握手タイムですごいしどろもどろになってご本人に盛大に笑われましたけども!

 

……前置きが長くなりました。本題です。三度目の衝撃。

先日念願の宙組エリザベートを堪能してきたのですけれど、そこで私、見事にやられてしまいました。

 

いやもう、わかってた……わかっていたさこうなることは。

わかってたから事前の宙組予習もやばいぞ!と思って途中で切り上げたし、積極的に調べないようにしてた!

でもエリザのお稽古映像や初日映像観て既にその時点で沼に両踝は突っ込んでる自覚はあった。

 

劇中でもどうしても目で追っちゃうし、ああもうダメだ覚悟を決めよう……とまぁ様とみりおんが昇っていくところで美しさに感動してる一方で思ってた。

そして決定的瞬間はやってきたわけです。

友人のおかげで、私下手側の花道に比較的近いところで観ることができたのですけれど、そこにこう……フィナーレになるとこう……。

 

……もうきっと、誰に私がやられたかおわかりでしょう。

はい、そうですあの方です。

 

下手側にせりで登場された真風涼帆さんを見た瞬間、私は両踝まで突っ込んでいた真風沼に頭の天辺のアホ毛まで沈み込みました。

 

そう、エリザを観れるとわかってから私がずっと警戒していた事態はこれだ!!!

観たらきっと好きになっちゃうってわかってたんだ!!!!!

 

いやほんと、ほんとね、既に真風さんの沼に沈みかけてた私に、友人が「きっとこっちの方がよく見えるから」って通路側を譲ってくれたんですけどね。

ほんとね、もうね。

言葉にならないってこういうことか!!!!!という衝撃で。

 

本当に格好良すぎて心の中で叫びまくってるんですけど、いや声に出すわけにいかないしでも声に出ちゃいそうだしで私口元を必死で押さえて観てたんですけど!

(後から聞いたら隣の友人は心の声も状況もダダ漏れレベルで察してたらしい)(あーこれ落ちたなって思ってたらしい)(こんなん落ちるわー!うわー!)

 

もう本当に本当に、素敵でした。当然劇中も素敵だったのですけれど、それはまた後日改めて。

沈んだのか、はたまた自分から飛び込んだのか。もうどっちだっていいや。真風さんかっこいいもの。

……これだけ長文書いた結論がそれって!

 

そんな、私の中の好きなジェンヌさんの筆頭格に真風さんが踊り出た、人生三度目の衝撃でした。

 

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村